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仙台市青葉区大町の通称“芭蕉の辻(ばしょうのつじ)”にある複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」。ここに併設されている醸造所「BATSUJI BREWING(バツジブルーイング)」で生まれたクラフトビールが、10月8日から施設内のカフェダイニングで味わえるようになりました。仙台市中心部では初の本格醸造所で造られた3種類のクラフトビールをご紹介します!
「CROSS B PLUS」は、カフェダイニング、チョコレート工房、ビール醸造所を併設した複合施設です。2021年5月のオープン以来、食やイベント、映像を通して、東北と新潟の魅力を発信。スタイリッシュな施設の雰囲気もあって、SNSでも話題を集めています。
ビール醸造所「BATSUJI BREWING」は、6基のタンクを設置した仙台市中心部では初の本格醸造所。ここから3種類のオリジナルクラフトビールが誕生し、店内での提供をスタートしました。ビールの主なスタイルは、近年、人気が高まっているまろやかな口あたりのヘイジースタイル。ホップの華やかな香りとジューシーな味わい、濁りのある見た目が特徴です。
3種類のなかで店のイチオシは、「ダブルドライホップヘイジーIPA」。ホップを多く使うことで、インパクトのある風味を生み出しています。マンゴーやココナッツ、柑橘類のフルーティな香り。甘みと苦味もしっかりと感じられ、飲み終わったあとの余韻が長く続きます。
「セッションヘイジーIPA」はひと口味わうと、トロピカルフルーツの甘い香りと柑橘類のさわやかな香りがふわっと漂います。味わいはコクがありますが、飲んだあとはすっきり。アルコール度数4%で苦みも少なく、ビールが苦手な人でも飲みやすいタイプです。
東北・新潟食材のコラボレーション企画、第1弾として選ばれたのは、なんとずんだ!「ずんだヘイジーIPA」は、宮城県産の枝豆をすりつぶし、砂糖を加えたペーストを発酵中のビールに入れて混ぜ合わせています。「今まで試したことのない食材に苦戦しました」と醸造責任者の畠山崇裕(はたやまたかひろ)さん。ずんだの風味が生きるように試行錯誤しながら完成させたと話します。今後も東北や新潟の名産品を使ったビールを造っていく予定で、冬は宮城県産のいちごも検討しているそうですよ。
店内の大型LEDでは、「仙台うみの杜水族館」「鶴岡市立加茂水族館」「男鹿水族館GAO」「アクアマリンふくしま」の水槽映像の上映を開始。癒しの映像を眺めながら、「CROSS B PLUS」でしか味わえない3種のクラフトビールを楽しんでみませんか?
2021年10月時点での情報です。