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近頃、年代や性別を問わずサウナを楽しむ人たち“サウナー”が増えています。全国で続々と施設ができるなか、山形県鶴岡市にある宿泊施設「ショウナイホテル スイデンテラス」のスパ棟にも2021年4月にサウナが新設。設計は、ホテルと同じ建築家・坂 茂(ばん しげる)氏が手がけています。オープン直後から注目を集めているデザイナーズサウナをご紹介します!
水田に浮かぶように建つ「ショウナイホテル スイデンテラス」。美しい景色と地場食材の食事、体を癒す温泉を楽しみながら、ゆっくり時間を過ごせるホテルです。施設は、共有棟、宿泊棟、スパ棟からなり、2021年4月にリニューアルしたスパ棟に新しくサウナが2つ設けられました(利用は宿泊者とスパ会員のみ)。
デザインはホテルの建物と同じ、世界的な建築家・坂 茂氏。「天色(あまいろ)の湯」のサウナはスパ棟の形に合わせ、天窓やイス、水風呂などを六角形に統一したり、「月白(げっぱく)の湯」のサウナは木のベンチを坂建築の特徴である紙管に模したりと、スタイリッシュな空間になっています。
大きな窓が備えられている「月白(げっぱく)の湯」のサウナでは、移ろいゆく空の表情や鳥の声を楽しみながら入浴が可能。こぢんまりとした広さですが、開放的に感じます。
サウナ新設にあたり、アドバイザーとしてサウナー専門のアパレルブランドを運営するTTNEが協力。「セルフロウリュ」式の本格的なフィンランド式サウナになっています。「ロウリュ」とは、熱く焼けたサウナストーンに水をかけて発生する水蒸気により、室内温度を上げる入浴方法。スタッフや機械が行なうのではなく、自分で水をかけるのが「セルフロウリュ」です。
こちらで使う水は、ヒバの香りがするアロマウォーター。ジュワーッと水蒸気が上がるたびに、森林浴をしているようなリラックスした気分になります。
最近は、サウナをマインドフルネス瞑想の場として選ぶ人も多いそう。スイデンテラスのサウナでも心と体をととのえられそうです。
汗をいっぱい流してすっきりしたあとは、館内着のまま過ごせるコーナーへ。まずは爽快感のあるドリンクがそろう「SAKE BAR」で湯上がりの一杯をどうぞ。バーの向かいには、庄内地方の地酒と山形県産のワインがセルフで楽しめる「SAKE LOUNGE」もあるので、部屋に戻る前にゆっくりお酒と会話を楽しむのも良いですね。
「SAKE BAR」に隣接するライブラリラウンジには、ブックディレクター・幅 允孝(はば よしたか)氏監修による「整える」など7つのテーマで選んだ1000冊の本を用意。しばし読書に没頭して、ほてった体をクールダウンしましょう。
ショウナイホテル スイデンテラスでは、今後、癒しをテーマにした朝ヨガプランなどが登場する予定。日々の疲れをリフレッシュしに、ぜひ訪れてみてくださいね。
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2021年5月時点での情報です。