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2017年8月、仙台の青葉通り沿いにオープンした「1TO2BLDG.(イチトニビルディング)」。焼きたてのマフィンが味わえるカフェや、伝統工芸品や器、食品加工品がそろうセレクトショップ、アートイベントやマルシェなどが行なわれるイベントスペースが4階建てのビルの中に併設されています。フロアごとに違う楽しみが広がる「1TO2 BLDG.」をご紹介します!
地下鉄東西線大町西公園駅から青葉通に出て左手に進むと見えてくる白いビルが「1TO2 BLDG.」です。少しユニークなビルの名前は、「食・モノ・アートの表現者の1歩目、2歩目を後押しする場所」という思いが込められています。
通りからも見えるガラス張りの1階は、カフェスペース「BAKE & COFFEE MUGI(ベイクアンドコーヒームギ)」。香りの良い岩手県の南部小麦を使い、旬の食材を具材にしたマフィンやパイがショーケースに並びます。温かい焼きたてを食べてもらいたいという思いから、なるべく作り置きはせず営業中に少しずつ焼き上げています。
また、ドリンクを飲みながらビル内を楽しめるよう、基本的にはテイクアウトカップで提供。ドリンクを提供するカフェスペースは、オーナーが時季によって変わるポップアップショップ(2017年11月現在は「BALMUSETTE」が出店)です。将来、自分のカフェを持ちたい人がトライアルをしたり、カフェ以外でも野菜の直売をしたり、居酒屋にしたりと、さまざまな可能性が広がる空間になっています。
2階には、大きな窓から青葉通のけやき並木が眺められるイートインスペースと雑貨や食品のセレクトショップ「MYAKU MYAKU(ミャクミャク)」があります。
藍染めののれんをくぐると、コンパクトな空間にさまざまな商品がディスプレイされています。「脈々と受け継いでほしい“モノ”や、製法・技術などの“コト”にまつわる物語を発信していく」というコンセプトのもと、商品をセレクト。仙台張子の「松川だるま」や震災で被災した大漁旗をリメイクした「FUNADE」のアクセサリーなどが並びます。自分へのご褒美や大切な人へのプレゼント選びにもおすすめのショップです。
3・4階はイベントスペース「YOUTO(ヨウト)」。ここでは、マルシェやアートイベント、展覧会などが行なわれます。使い方は表現者の自由。アイデア次第でさまざまな空間に変わります。現在は整備中ですが、屋上や庭もレンタルスペースとして利用できるようになるので、いろいろな使い方ができそうですね。
コーヒーを片手にビルを回遊できる「1TO2 BLDG.」。“食”“モノ”“コト”に出会える、新しい仙台のスポットにぜひ足を運んでみてください。
2017年11月時点での情報です。