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だしソムリエの店主がいる実力派ラーメン店として名を馳せる「だし廊」。その2号店が、2019年2月に仙台市青葉区一番町にオープンした。店のテーマは“煮干し”。本店において、トビウオ、貝、エビなど、さまざまな素材のだしを駆使して上質なラーメンを作っていたが、果たしてだし廊の煮干しラーメンとは、いかなる味に!?
「だし廊 -NIBO-」のメニューは、3種類の個性あふれる煮干しラーメンが柱となっている。多くの客が最初の一杯に選ぶのが、濃口醤油をベースに作った自家製だれと長崎産平子いわしのだしを組み合わせた醤油ラーメン。醤油の味は確かに濃いめの仕立てであるものの、しょっぱいということはない。カドが取れてまろやか、醤油の濃さもまったく気にならない一杯である。
濃いめの醤油、あっさり系の塩、気になるもう一杯は、真イカの煮干しをメインに、イカげそやイカ節を合わせたラーメンだ。たれに自家製の魚醤を使っているのにも脱帽。クセのあるイカ煮干しに、魚醤が信じられないくらいの相性をみせ、その完成度は高い。
さらに、丼に盛られたチーズ&イカミンチをスープに溶かせば、酸味とうまみが融合し、ちょっとイタリアンなラーメンに変貌。だしソムリエの資格を持ち、だしの伝道師たる店主の真骨頂が発揮されたメニューである。
2019年5月時点での情報です。