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秋田県横手市の「食い道楽」は、毎年行なわれる「横手やきそば四天王決定戦」でなんと11年連続四天王に選ばれている横手やきそばの名店。ここでは、昔ながらのご当地グルメをはじめ、居酒屋ならではの多彩なやきそばメニューがそろう。横手に行ったら、ぜひ立ち寄るべき店だ。
JR横手駅から徒歩10分。「食い道楽」は、いかにも“地元に愛されている居酒屋”といった風情の店だ。入り口の「やってらんし」の札は「営業中」の意味だとか。一見どこの街にもありそうな店は、実は「横手やきそば四天王」という地元のイベントで、11年連続で四天王に輝く「横手やきそば」の名店なのだ。
蒸し麺ではなく、ゆで麺で作るのが横手やきそばの特徴。「食い道楽」のストレートな太めの角麺は、とりわけもちもちした食感で食べごたえがある。おまけに、通常は1玉150gのところ180gと、ちょっと多めに使っているからボリュームもばっちり。
「やきそばなのにつゆだく?」という疑問はもっともだが、ウスターソースをベースに和風だしを加えたオリジナル特製ソースがたっぷりひたひたに入った一皿を目に前にすると、誰もが納得してしまう。あっさりしたソースとつるつるもっちりの麺は相性抜群で、その香ばしさが食欲を刺激する。
ベーシックな横手やきそばをはじめ、「食い道楽」には居酒屋ならでは豊富なメニューをアレンジした、多彩な焼きそばが7種類もそろう。なかでもイチオシは「牛バラやきそば」。牛肉とタマネギを炒めた甘辛味の「十和田バラ焼き」が、焼きそばに添えられている。ついつい、バラ焼きをそばに混ぜて食べてしまいそうだが、これはオススメできない。あくまで“焼きそばのおかずにバラ焼き”というリズムで食べるのがおすすめだ。
2019年2月時点での情報です。